大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

新しい店を建てる場所が決まりました☆

大沼の周遊通り沿い、JR池田園から徒歩5分です。
なんと、2千坪の大地主になりました(笑)。


1年とはいえ、ここに辿り着くまで非常に長かった〜。
根を降ろせる場所ができて、心底ほっとしています。
移植を待つビニールポットの植物みたいに頼りなかったです。

引っ越してから、常に土地のことを考えて暮らしてきました。
時には旭川まで遠征し、また大沼の良さを確認したのものの、
物件の少なさや、持ち主との連絡の難しさ等にめげそうになったり。



小学生の時に読んだ住居すえさんの『橋のない川』の強烈な印象、そして
高校で世界史の先生からいただいた「知らないことは罪である」
という言葉から、すべての人の苦しみを引き受けなくては
いけないような気持ちになった私は、特に日本の
マイノリティと言われる人々について勉強してきました。

大学の卒論はアイヌの近代史。
でも苦しみに焦点を当てた場合、あるところまで来ると
進むことが出来なくて挫折。

ところが数年前、お産に興味を持って
『ウパシクマ』(青木愛子/述、長井博/記録)という
アイヌのお産婆さんの本をきっかけに、差別史ではなく、
民俗学や言語方面の資料を読んでゆくと、
なんだかするすると本質に近づけた気がしました。

アイヌの持っている大地の知恵にとても興味があります。
開拓されたものの、ここらには、縄文の人々の気配も残って
わくわくします。
そういうにおいを嗅いで、宇宙の秘密、生きることの秘密に
もっと近づいてゆきたいです。




これからやっと先に進むことができ、働く場所を作ることが
出来て嬉しいです。たくさんのお力添えに感謝しています。
(見えるエネルギーも見えないエネルギーもありがとう!)

                      満月の赤井川より