大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

道端にときめく

時々、自分が田舎暮らしに向いてないんじゃないかと落ち込む
ことがありますが(体力がなかったり人見知りだったり)、
この季節には自信を持ってここに住むに適している!
と思えます。

なぜなら、道端の雑草や山菜にときめきを感じるから。
同世代の友だちには反応の薄い山菜。
うちの庭にはどんどこ生えてきます。

庭の奥の方。夫は空いた時間に倒木の整理


近所のおじいちゃんから、あざみの若芽も
食べられると教えてもらいました。
雄と雌があるらしいのだけど今イチ判別できず。
茹でてみると、ツルムラサキみたいな甘みとえぐみがありました。
美味しい!

ウルイ(写真)、コゴミ、ゆきざさ、たらの芽、蓬、
山葵、独活、蕗 etc.
東京のスーパーで買ったらけっこうな値段のするすてきなやつらが、
摘みたてを食べられるのです!
なんてすてきな場所なんだろう。

それぞれの味わいの違いはバラエティーに富み、
何よりエネルギーに満ちてきらきらしています。
枯れ野だったところに、ひとつひとつ枯れ葉を持ち上げて
緑が吹き出してくる様は、何度見ても感動します。
雪の時期に蓄えたエネルギーがあるから、
こんなに土地が生き生きとしてるのですね。

私は原始人なのか、畑でものを育てるより、
自生しているものを摘むことのほうにずっとときめきます。
出始めの蓬のモスグリーンほど美しいものはありません。
ときめきがあるっていうのは適性があると思うのです。
何か住みながら、こうした野草の良さを紹介していけたらな、と
ぼんやり考えていますが、まずは自分で楽しむ段階です☆
あふれ出すまで待っててください♡