折に触れお菓子を注文してくださる愛知の工藤さんから、すてきな絵をいただきました。お店の雰囲気にぴったりで、さっそく飾らせていただいた(下)あと裏を見ると、縦で描かれたようでした(上)。フィンランドの森を描いたものだそうです。森のしずくの音が聞こえてきそう。大沼の森とフィンランドの森がつながったような不思議な気持ちになりました。
これもいいですよね。抽象画っていいなぁ。それに、いただいたものだから触れるのが嬉しい。 キャンバスに盛り上がった絵の具がいい感じで、向きを変えたり、陰影を楽しんだり。工藤さんは青森出身の画家で(職業は今回初めて知ったのですが)、11歳の時に奈良美智さんの絵と出会ったことがきっかけで絵を描き始めたそうです。
数年前、青森美術館でたっぷりと奈良さんのワールドに触れましたが、小学生が地元出身者のアートに触れ、心を動かされる経験、よいですね。青森美術館は本当にすばらしい。絵の底力は「生活を彩る」という程度のものではなく、人の魂に訴えかけるもの。本当に大変な時に心を励ますようなものだと思うので、今のような時代にこそ、web以上に生身の絵の力、音楽や舞台などの芸術の力が必要とされていくと思います。ねこひコレクションに加えさせていただきました。