大沼ねこひ日記

三月の羊の製造以外(企画、営業、広報、売り子 +マイフィールドの喫茶、絵本、gallery)を担当。高崎→東京→大沼へ

2013-01-01から1年間の記事一覧

ベリーの季節

おかげさまでようやく風邪から復活。 長引いてちょっとつらかったものの、 弱っている間にハーブの力を実感し、 かたつむりガーデンがより身近になりました。 次々に穂をふくらませるラベンダーに励まされ、 香りに癒され、ピーターラビットみたいに カミツ…

夏の風邪

そろそろ夏の大沼の涼やかな写真でも みなさんにお見せしたいところだったのですが、 息子2、1、2とサンドイッチで順番に熱を出し、 ほとほと疲れて私も寝込んでしまい、外に出ていない今週でした。 体調が悪いと、峠を越えた病院まで行くのも億劫で、 ひ…

雨の合間に

庭でとれた苺を離乳食で息子2にあげるとき、 なんだか無性に幸せな気持ちになる。 桑の実もみのって、散歩してるとぽろぽろ 落ちて来る。 半年だけの雪の無い季節。 今大沼は花と実のさかり。 道路際に咲いた苗代苺の花 名も知らぬもしゃもしゃ 調べてるゆ…

にぎやか

(ハーブの花が次々咲きました。手前はセージ) 「羊いる?」 「ヤギのお乳いる?」 「野菜いる?」 にぎやかな季節には面白い電話がかかってきます。 大地が動きだし、その恵みが急激にもたらされる この季節ならでは。 冬のあいだぼけてゆくリンゴにささえ…

バナナより

朝の食卓での会話。 息子1「お父さんだいすき☆」(とーとつに) 夫 「ありがとう。じゃあ、 お父さんとバナナはどっちが好き?」 息子1「バナナ」(すんなり) …(大人苦笑) 私 「お母さんとバナナは?」 …(ドキドキ) 息子1「お母さん!」 あーよかっ…

森の中の家

ある朝、7時頃トントンと誰かが戸をたたく。 誰だろうこんな早くに。 夫が扉を開けるものの誰もいない。 聞き違いかな、と思った瞬間、アカゲラが飛び去るのが見えた。 森の中の木造住宅の常か、 キツツキに狙われていたのだった。 それ以来、ちょくちょく…

3年

何も不足はないとすんなり思えるようなさわやかな日。 緑の中を心地よく風が吹き抜ける。川の音が耳に涼しい。 移住して丸3年経った。 体がだいぶ慣れてきた。 仲良しの木が増えた。 仲良しの友だちができた。 常連のお客さんができた。 家ができた。 子ど…

レタスクラブ

乙女の味方、文筆家の甲斐みのりさんのご紹介で、 『レタスクラブ』6月10日号(角川マガジンズ)にひつじのケーキをご紹介いただきました。 掲載のお声掛けとは(たぶん)無関係ですが、 実は去年から『レタスクラブ』の編集長をつとめているのは 私のい…

小さな世界

相変わらず見栄えのしない小庭ですが、夫が2倍に広げてくれました。 前半分はラベンダーで埋めつくしたいというひそかな野望があります。 遠くから見ておっと思う程度の、通り抜けたときにふわっと香るくらいの塊。 しかし、なにせ妊婦よりさらに忙しい乳幼…

メモ

今日よかったこと 4時間通して眠れた。 (夜間の授乳間隔があいた) 走れる体になった。 (昨日まで走ることもできなかった) 走りながら、鳥の声が、緑が気持ちよかった。 香りに呼ばれてふりむいたらスズランが咲いていた。 声に呼ばれて見上げたら、 黄…

緑の盛り

つい先日まで寒くてストーブのお世話になっていたのに、 いきなり夏の日差し。 黄色い花の季節になった。今年はクサノオウの花が大きい。 かたつむりガーデンも一年経ってすっかり賑やかに。 苺、アサツキ、ミント、セージ、オレガノ、パセリなど、すぐ摘ん…

離乳食

離乳食。なんかほっとする言葉だ。 とうとうここまで来た〜っていう感じ。 何せ母乳をあげているあいだは食事に節制が多く、 ひとり目よりはだいぶゆるいものの、日々「修行」のよう。 だから長男のときも、離乳食まで辿り着いた時は 苦手なクロールで25m…

白い花、青い鳥

(初物のわらび) ほんとうにいつまでも寒さが引かない今年の春。 でも、おかげでいつもと違ったお楽しみがありました。 ひとつは辛夷。 いち早く春を告げる辛夷の白い花は、木蓮より小柄でひかえめなので、 他の華やかな花が次々咲くとかすんでしまうことが…

春あつめ

湖畔でエンレイソウが咲きました。 毎年会えるとはいえ、雪の降り具合や解け具合、 気象条件で毎年植物の様子は変わります。 今年は5月になってもストーブが手放せない寒さで、 春先の疲れなどでへこたれ気味でしたが、 数日前とうとう五稜郭の桜が開花し、…

お知らせ(高崎と東京)

下北沢の町の外れに、JAMCOVERという 可愛い雑貨屋さんがありました。 (現在東京店は馬喰町へ移転) カラフルでポップな雑貨や手づくりの作品が並ぶ楽しいお店として 記憶していたそのお店から先日問い合わせがあり、 群馬(高崎)と東京(馬喰町)の2店舗…

お知らせ(店売りスタート)

4月27日より、三月の羊 今期の店頭販売が始まります。毎週土曜日 11−16時です。 よろしくお願いします! 大沼は水芭蕉が咲き、山菜が顔を出し始めました。 ハイキングをかねて、どうぞおでかけください。

ペーパードライバー暦15年だった私が移住後 運転するようになったのは、ゴーカート感覚で 乗り始められる人口密度の低さと、 生活の必要にせまられて。 車に乗るようになって、気づいたことが色々ある。 例えば、安売りのスーパーの駐車場では頭から つっ…

今年も会えた仲間たち

東京に行ったら、植物たちがこぞって手を振って 歓迎してくれた。 懐かしい照葉樹。椿、楠。 樹形のきれいな欅。優しい黄色の山吹。 ほっとしている自分に気づく。 でも、それは15年かけて私が木々と築いてきた関係。 焦ってはいけない。 戻ってきた大沼の…

たくさんのふしぎ

20代の頃、死んだら北海道のじゃがいも畑に 灰を蒔いてほしいなと思った。北海道の土に還りたかった。 友だちに、そのじゃがいも怖くて食べらんないよ、と笑われた。 なぜかそう思ったかはわからない。自転車で走り回ったり、 自分の足で歩き、吸い込み、…

早春

庭先にフキノトウが顔をのぞかせ、 大沼にもようやく春が来た。 氷がとけてゆく断層が面白い。 2週間前まで、まだ上を歩いて島まで渡ることができ、 息子らはソリ遊びをしていた。 (↓夫撮影) でも、もうつなぎもスノーブーツもおしまい。 手袋も、どれもき…

あしあと

朝の授乳を終えて庭を見ると、雪原に面白い跡が ついていた。 近づいてみると… 可愛い!ねずみの穴と足跡かな。 この日は奥にうさぎの足跡も発見。 春が来る直前で一番餌が少ない時期なのかな。 庭先まで遊びに来ていた動物たちを想像して心和む。 春はもう…

根開き

雪解けがすすみ、木の根の周りがとけてきた。 これを根開きというそうだ。 雨が降る懐かしい音も聞くようになったし、 家の屋根から垂れるしずくの音、 川の音も聞こえるようになった。 梢はほんのりピンク色。 花盛りの季節までは遠いけれど、 埋もれていた…

3回忌

祈りながら、ひたすら日常を大切に生き抜こうと思う。 どうしたらいいか、本当にわかるまで ごまかさずに。 遅ればせながら味噌作り。 今年も友だちをまきぞえにして無事完了。 今年は子どもが参加しやすいよう、 大豆つぶしはポリ袋に入れてつぶす方式で簡…

バースデイ

いつのまに、こんなに色々できるようになったんだろう。 いつのまに、こんなに大きくなったんだろう。 完全においてかれてる私。 保育園に預けてるからなのか、駒に気をとられていたのか、 気づくと小さな小さな赤ん坊だった丸が4歳になっていた。 まるで飛…

満月

海に雪が降るところを、見たことがある? 雪が積もった砂浜。 白い雪が海に溶けてゆくところ。 普通なのになんだか不思議で いつまでもいつまでも見てしまう。 心が静かになってゆく風景。

つれづれなるままに

この季節、ほうっておくと数日家から出ずに過ごしてしまう。 夫が用意してくれた薪のおかげで家の中は一日あたたかい。 産後の体にとって、寒いから外に出ないほうがいいという 面もあるけれど、出ることも同じくらい体にいい。 家の中と同じくらい、外が好…

子守り

私は抱っこが苦手だ。 体力の問題だけでなく、体の構造が抱っこに向かないみたい。 丸のときは代わりに人の10倍子守唄をうたった。 (歌が上手な子になった) 突然死の原因になるからやらないでくださいと当時 母子手帳に書いてあったうつぶせ寝でなんとか…

北海道のお赤飯

駒の誕生祝いにお赤飯をいただいた。 北海道のお赤飯は甘いど。 甘納豆が入っている。 初めて食べたのは臨月のとき、 仕事納めに友だちが炊いて来てくれて 感激したっけ。 その日までなんとかがんばろうという 区切り目の日だったから、そのことを覚えていて…

娑婆の空気

一ヶ月検診でほぼ一ヶ月ぶりに外の空気を吸う。 光がまぶしい。 赤子越しに見る駒ヶ岳(上)箱館山(下) いつもはしんと静かな家の中と違って、 外の世界は刺激がいっぱい。 生まれ変わったみたいにもう一度、 まぶしい世界を見つめてみる。 先週から仕事も…

ぼくにまかせて!

赤ちゃんが生まれたら 仕上げ磨きしてあげるんだ と張り切っていたおにいちゃん。 口を開けてびっくり。 あれ〜歯がないよ〜